[レビュー]ロジクールMX Anywhere2Sの良い点・悪い点とMX Anywhere3との違い

[レビュー]ロジクールMX Anywhere2Sの良い点・悪い点とMX Anywhere3との違い

今回は、最高マウスの呼び声が高いロジクールMX Anywhereシリーズの2Sを使ってみてわかったことをご紹介します。
充電式のマウスを探していて出会ったマウスですが、それ以上に凄い機能がたくさんついていて、
結論、買ってよかったと思ったので、
いま、マウスを探している方やマウス選びに失敗したくない方は、是非参考にしてみてください。

ロジクールMX Anywhere2Sの概要

スペック

MX Anywhere2S 本体

サイズ 10.3cm(長さ)x 6.16cm(幅)x3.44cm(高さ) 重さ 106g
センサー感度 200~4,000DPI 充電 フル充電で70日間使用可能
3分の急速充電で1日使用可能
充電ケーブルはMicroUSBケーブル
ボタン ①右クリック
②左クリック
③ホイール右クリック
④ホイール左クリック
⑤サイドボタン1
⑥サイドボタン2
⑦中央ボタン
その他 Bluetoothで3台同時接続可能
各ボタンに機能を割り当て可能
高速スクロール可能

外観

MX Anywhere2S サイズ成人男性の手のひらにすっぽり隠れるくらいのコンパクトサイズ。
手の小さい方にはかなりおすすめのサイズ感です。
私は、コンパクトなマウスが好きなのでかなり使いやすいですが、
手が大きくてあまり小さいマウスは嫌だという方は使いづらいかもしれませんね。

ちなみに、同じロジクール製の「MX Master3」という大きめのサイズで最高マウスと呼び声が高いマウスがあります。
私は、MX MasterシリーズとMX Anywhereシリーズで迷ったのですが、小さく持ち運びもしやすいMX Anywhereシリーズを買いました。
大きめのマウスが好きな方は、MX Masterシリーズがおすすめかもしれません。

出典:amazon.co.jp
MX MASTER3
ロジクール
Bluetooth 高速スクロールホイール 充電式 FLOW 7ボタン

買ってよかった点

センサーの感度がすごい

MX Anywhere2Sのセンサー感度は、4,000DPIです。
DPIとは、簡単に言うとマウスを動かしたときにどれくらい画面のカーソールが動くかを表しているものです。
DPIが高いほど、マウスを少し動かしただけで画面のカーソルが大きく動いてくれます。
つまり、手をあまり動かさずに操作することができるということです。

もちろん、DPIの大きさを変更することもできます。
細かい作業をする時などは、カーソルが動きすぎるのは使いづらいので、動きを小さく(DPIを小さく)設定することができます。

また、4,000DPIの凄いところは、ガラスの上でもマウスを操作することができます。
普通のマウスでは、ガラスの上ではマウスを動かすことができないのですが、
MX Anywhere2Sは、ガラスのような反射するテーブルの上でもセンサーが反応してくれます。
通常マウスのセンサーの反応をよくするためにマウスパッドを敷く必要がありますが、その必要がなくなるので、外出先でもマウスパッドを持ち運ばなくていいのでとても楽です。

高速スクロールが超便利

ホイールは、普通のスクロール機能と高速スクロール機能の切り替えが可能です。

普通のマウスと同様に、ホイールを回すとコリコリというようなスクロールになるのですが、
ホイールをクリックすると、コリコリ感がなくなり、一回スクロールするだけでずっと回り続けてくれます。

お仕事でエクセルを使用するときなど、データの一番下まで行きたいときなどにとても便利です!
人差し指で何回もコリコリする必要がなく一回転させるだけで2,000行くらいまで一気にスクロールできます。

クリック機能の割り当てが超便利

MX Anywhere2S ボタン

MX Anywhere2Sは、全部で7個のボタンが付いています。

①右クリック
②左クリック
③ホイール右クリック
④ホイール左クリック
⑤サイドボタン1
⑥サイドボタン2
⑦中央ボタン

MX Anywhere2Sは、右クリックと左クリック以外のボタンは自由に機能を割り当てることができます。
※ロジクールの公式サイトから設定用のアプリ「Logicool Options」をインストールして使います。もちろん無料で使えます。
これがかなり便利なんです!

例えば、サイドボタンに「進む」「戻る」機能を割り当てれば、ネット検索しているときに前のページに戻ったりページを進めたりが簡単にできます。
「ブラウザを開く」や「指定したアプリを開く」など設定できる機能は、かなり多く備わっています。

さらに、ショートカットキーも登録できます!
自分がよく使う機能が見つからない場合は、ショートカットキーを登録してカスタマイズできます。

さらに、ジェスチャー機能が超便利!
登録できる機能に「ジェスチャー機能」というものがあります。
ジェスチャー機能とは、ジェスチャー機能を登録したボタンを押しながら上下左右いずれかに動かすことで、指定した機能を使うことができます。

ジェスチャー機能

例えば、私の場合は、中央ボタンにジェスチャー機能を設定しており、
上記画像のように、上下左右にそれぞれ機能を割り当てています。
中央ボタンを押しながら上に動かすと、ショートカットキー「Ctrl+Alt+Tab」を押したときと同じ機能を使うことができます。

押しながら動かすというひと手間が加わりますが、ボタン一つに5つの機能を割り当てられるのでかなり便利です!

USBを使わずに3台のPCを操作できる

MX Anywhere2Sは、BluetoothでもPCに接続ができます。
※USBも1つ付属しています。
裏側を見てみると、接続切り替えボタンが3つ付いていて
BluetoothでPCに繋げておけば、ボタン一つで操作するPCを切り替えることができます。

MX Anywhere2S PC切り替え

私は、1にデスクトップPC、2に個人ノートPC、3に会社ノートPCを設定しているので、ボタンを切り替えるだけでそれぞれのPCをひとつのマウスで操作できます!
いちいちUSBを差し替えたりBluetoothを繋ぎ直したり、マウスを3つ使ったりする必要がなくなるので、かなり助かります!

充電式&バッテリーの持ちがすごい

MX Anywhere2Sは、充電式のマウスです。
私情ですが、私がMX Anywhere2Sの前に使っていたマウスは1ヶ月で電池切れになるものでして、、、
いっそ充電式にしたい!と思ったのがきっかけでMX Anywhere2Sに行きつきました。

スペックは下記のとおりです。

・フル充電で、70日間使用可能
・1分の急速充電で1時間使用可能

実際に使ってみた結果、
1日10時間程の連続使用で、2ヵ月いくかいかないかくらいで「バッテリーが低い」という状態になります。
なので、充電は2ヵ月に一度くらいで、かなりバッテリーの持ちはいいと思います!
実際に充電切れで困ったことはないので、充電式はかなりおすすめです!

また、もしも外出先で充電が切れても1分充電すれば1時間使えるので、全く困らないと思います。
そもそも充電しながらも使えるので、充電が切れて困ることはそうそうないと思います。

残念な点

静音マウスだったら最高

MX Anywhere2Sのクリック音は、いわゆる普通のマウスクリック音です。
私は、以前静音マウスを使っていたので、静音マウスだったら最高のものだったんですが・・・。
しかし実際、1ヶ月も使えばすぐに慣れました。笑

なので、「絶対に静音じゃなきゃいやだ!」という方はあまりおすすめできません。
ロジクールさん、静音仕様に改良して発売してー!

出典:amazon.co.jp
MX Anywhere2S
ロジクール
Unifying Bluetooth 高速充電式 FLOW対応 7ボタン windows mac iPad OS 対応 MX1600s

最新のMX Anywhere3ではなく2Sを買うべき理由

実は、MX Anywhereシリーズの最新機種(2021年4月現在)は、「MX Anywhere3」です。

出典:amazon.co.jp
MX Anywhere3
ロジクール
ワイヤレス モバイルマウス MX1700GR Unifying Bluetooth 高速スクロールホイール 充電式

MX Anywhere2Sは3のひとつ前の機種になります。
では、なぜ最新機種ではなく2Sをおすすめするのか?

MX Anywhere3と2Sの違い

最新機種のMX Anywhere3とMX Anywhere2Sの大きな違いは3つです。

スクロール機能

3は、smart shiftという機能が搭載されている。
smart shiftは、簡単に言うと勝手に高速スクロールかコリコリスクロールを切り替えてくれるというものです。

2Sはホイールを押すことで切り替えができますが、3は回転させる力加減によって自動で回転の速度を調節してくれます。
伝わりづらいかもしれませんが、実はこの機能めちゃくちゃ凄いやつなんです。
確かにこの機能は魅力的でした。
が、私はその他の違いと価格との兼ね合いで2Sの方を選びました。

ホイール左右ボタン

3は、ホイールの左右のボタンがない。
ホイール左右ボタンがあるのは、かなり大きなメリットです。
個人的に横ホイールをよく使うということもありますが、
ボタンの数が、3は6個、2Sは7個になります。
機能の割り当てや使いやすさを考えると2Sの方が使いやすいと思います。

充電機能とケーブル

3は、「1分間の急速充電で3時間使用可能」+「充電ケーブルがtype-C」。
2Sは1分間の充電で1時間に対して、3は1分間の充電で3時間使用ができます。
やはり、バッテリー機能は進化してますね。

また、充電ケーブルが3は「type-C」になりました。
他のガジェットのケーブルとの併用率が上がったので、充電ケーブルを1種類にまとめられるというメリットがありあます。
バッテリー機能やケーブルのtype-C化というのは、やはり3の方が魅力的ですね。

私が、2Sにした理由と実際に使ってみてわかったことは、
充電は2ヵ月に一度くらいなので、ケーブルも急速充電もあまり使わないということです。
なので、ホイール左右ボタンの違いや価格の違いを考えると2Sで十分という結論になりました。
MX Anywhere3が発売(2020年10月)されてから、MX Anywhere2Sが値下げされたので2Sを選びました。
新品は売り切れが多かったのでみんな考えることは同じなんだなと思います。

出典:amazon.co.jp
MX Anywhere2S
ロジクール
Unifying Bluetooth 高速充電式 FLOW対応 7ボタン windows mac iPad OS 対応 MX1600s

まとめ

MX Anywhere2Sはちょっとお高めのマウスでしたが、お値段以上の使いやすさでかなりおすすめです。
新しいマウスを探している方は、是非参考にしてください。
個人的には、MX Anywhere3も欲しい・・・。