閉めたはずのファスナーが開いてしまうことありますよね。外出先でズボンのチャックが閉まらずに恥ずかしい思いをしたことはありませんか?
そんなときに10秒でファスナーを直せる方法をご紹介します。
今回は、あくまでも周りに工具がなかったり、すぐにでも直したいという方のための緊急処置としての方法をご紹介します。
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閉めても開いてしまう原因
画像のようにファスナーを閉めても途中からや下から開いてしまうことがよくあります。
一度閉まらなくなってしまうと、何度も開いてしまいます。
本来なら工具で直す方が良いのですが、
外出時などいますぐ直したいときがあるかと思いますが、
今回は、閉じても下から開いてしまうファスナーを素手だけで簡単に直すテクニックをご紹介します。
ファスナーの構造をしっかり理解していれば簡単にコツをつかめます。
ファスナーが開いてしまう原因は大きく2つに分かれます。
1.スライダーが緩んでいる
スライダーの「エレメントを引っかけている部分」の幅が広がってしまい、エレメントをしっかりかみ合わせることができていない可能性があります。
スライダーの緩みを閉めてあげれば簡単に改善できます。
2.エレメントが破損している
エレメントの一部が折れてしまったり、欠けてしまってそこからエレメントが開いてしまっている可能性があります。
残念ながらエレメントが破損している場合は、自分で修理することは困難のため、修理に出すことをおすすめします。
今回は、原因が1の場合の直す方法をご紹介します。
スライダーとエレメントの構造を理解すればどうすれば閉まるのか簡単にわかります。
ファスナーの構造
まずは、ファスナーの仕組みを知りましょう。
みなさんご存知かもしれませんが、ファスナーはスライダーがエレメントを引き寄せ、エレメントの凹凸をかみ合わせることによって閉めることができます。
しかし、スライダーが緩くなってくるとうまくエレメントがかみ合わず、しっかりと閉めることができません。
では、スライダーの緩みとはどの部分のことなのでしょうか。
出典:C.H.SのIRORIOサイト
エレメントを挟んでいる部分が上下または左右に歪んで広がってしまうのが原因なのです。
スライダーが上下または左右に広がってしまうと、できた隙間によりエレメントがずれてうまくかみ合わなくなったり、かみ合っているのに最後までしっかりハマらなくなってしまいます。
このように、スライダーが緩んでしまっている状態では、いくらスライダーを動かそうともファスナーが閉まることはありません。
緩んだスライダーを締め直せばよいのですが、素手で直るほどには柔らかくはありません。
ペンチ等があれば可能ですが、外出時の緊急を要するときには困りますよね。
そこで、緩んでしまったスライダーでも素手だけでしっかり閉める方法をご紹介します。
10秒で直す方法
今回ご紹介する方法は、スライダーが緩んでいる場合の方法になります。
方法は簡単です。
まず、スライダーとエレメントの隙間に軽く爪を差し込みます。
人差し指と親指の爪を差し込んだ状態でそのままファスナーを閉めるだけです。
※写真はファスナーの途中から閉めていますが、実際は下止から閉めてください。
注意点はあまり強く爪を差し込みすぎないことです。
爪が欠けてしまったりエレメントが破損してしまう可能性があるので、スライダーの緩んでしまった隙間を補助するイメージでやってみてください。
爪がスライダーの代わりになり、しっかりエレメントをかみ合わせることができます。
少し強引なやり方かもしれませんが、緊急時の対処法としてはとても有効な方法だと思います。
しかし、スライダーが緩んでいる状態には変わりないので、早めに修理することをおすすめします。
自宅にペンチがある方はスライダーを閉めてあげれば改善されることがあります。
まとめ
今回は、あくまでも緊急時に片方外れたファスナーを直すテクニックをご紹介しました。
自分で修理するとさらに破損してしまう可能性があるので、お気に入りの洋服やカバンなどの場合は自分で修理せずに、きちんと修理に出すことをおすすめします。
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